いま,地理学への期待が高まっています。グローバリゼーションの進展とともにローカルな価値の見直しが進み,地域,景観,地図といった地理学のキーワードに注目が集まっています。また,地球環境の変動や災害のリスク拡大が地域の環境に対する関心を喚起しています。国家が分裂する一方,新たな国家統合の動きが活発であり,各地で異なった文化や価値観をもつ民族や集団が衝突し,さらにはテロリズムの嵐が吹き荒れるなど,世界は激動しています。

このような状況にあって,変化する世界の姿やさまざまなスケールの地域現象を記述・分析し,その背景を探ろうとする地理学の役割はますます重要になっております。私たち地理学徒は日々研鑽を重ね,期待にこたえなければなりません。

地理空間学会では,地理学の新たな地平の開拓はもちろんのこと,地理学の礎となる土地や地域の記述・分析や地誌的な記載といった営みを積極的に奨励していきます。さらに地理教育を重視し,さまざまな側面からその発展を図ります。地理空間学会は日本学術会議協力学術研究団体に指定されています。

学会より

年会費の改定について
より多くの方にご入会していただけますよう,大学院生会員・学生会員の年会費を改定しました。
大学院生会員 2,000円(改定前3,000円)
学生会員   1,000円(改定前2,000円)
編集委員会からのお知らせ
機関誌『地理空間』定期購読のお願い
地理空間学会の活動や掲載された論文を幅広く認知していただくため,研究室や図書館における機関誌『地理空間』の定期購読を是非ご検討ください。購読のお申し込みやお問い合わせは下記の事務局までご連絡ください。